スイカを長年研究されてる萩原農場生産研究所に行ってきました。
スイカの品種で多いのが「祭ばやし」
その祭ばやしの中でも「祭ばやしRG」「祭ばやし777」「祭ばやし8」「祭ばやし11」など色々あるんです。
苺だと「あまおう」「とちおとめ」「紅ほっぺ」とか一般消費者の方でも知ってる品種はあると思いますが、スイカ=スイカとしか知らない方も多く、スイカの中でも色々な品種があることをまずは知ってください。
まずはこの大量のスイカ!圧巻です!
これ全部違う種類のスイカです。
どういうわけかというと、親が違うんです。
掛け合わせを変えることで色や味や食感など何が商品として良い品種なのかをチェックしています。
最近は種なしスイカが人気なので種なしスイカの品種開発も多くされてました。
種なしとはいっても、実際にはちょっと意味が違うんです。
種なしスイカとは=種の痕跡はあるけど中の種皮がないこと。
でも消費者からすれば白の種があるやん!
みたいに思われてしまうわけです。
個人的には種なしスイカで売るのではなく、種も食べれるスイカとして売る方が消費者も納得して買って食べてくれるのではないかと思います。
そうじゃないと、種なしスイカ買って、種が入ってるってクレームを言う方が絶対にいると思うんですよ・・・
そうじゃないって説明しても絶対に納得してくれなさそうですし・・・
スイカ畑も見学
ここでも色々な品種のスイカが栽培されてました。
ここでは熊本スイカと鳥取スイカの栽培方法の違いなども聞いてきました。
詳しく説明するのは難しのでパスさせていただきますww
味見もいっぱいさせてもらいました!
食感が柔らかいのや酸味があるものなど、普段買って食べてるスイカとは全然違うスイカもあって、珍しい体験をさせてもらったんです。
感謝です!!
ここからは品種紹介(タイトルの答え合わせはもう少し後で)
さて、ここでタイトルにも書いた「スイカはなぜ冷やして食べるのか?」「小玉スイカはなぜ甘いのか?」の答えを書きたいと思います。
1つ目
スイカはなぜ冷やして食べるのか?
答え
冷やすことで甘みを感じるからです。
果物には果糖とショ糖が含まれています。その量がポイントです。
スイカは果糖が多く含まれているんです。
果糖は温度が低くなると甘く感じることができるんです。
だからスイカは食べる前に冷やして食べるとより甘く感じることができるんです。
2つ目
小玉スイカはなぜ甘いのか?
答え
糖度センターのブレがないから。
大きい生産地には光糖度センサーが導入されてます。
果物にセンサーを通すことで糖度を計るのですが、センサーの平均値を出すのです。
大玉スイカだと皮が厚かったり、大きいのでセンサーの平均値がうまく出ないのです。
中は糖度が高いのに、皮が糖度が低いので平均を出すと低く判定されるのです。
その点、小玉スイカは小さいのでその平均値が安定して数値が出ます。
よって、小玉スイカは安定して甘いスイカが流通してるのです。
言い方を変えれば、小玉スイカは甘いのではなく、甘くないスイカは流通してないので失敗がない。というのが答えです。
夏の代表的なスイカ。
1つまるまる買うことはなかなかないとは思いますが、カットしてるスイカも健康にもとても良い果物なので是非食べてください。